2000年11月23日(木)「しんぶん赤旗」

日本共産党第22回大会/不破委員長、志位書記局長、上田副委員長 ひき続き外国来賓と懇談


 日本共産党の不破哲三委員長、志位和夫書記局長、上田耕一郎副委員長は二十二日、開会中の党大会会場で、前日にひきつづき外国来賓と懇談しました。
 不破委員長は午前、インド共産党のアルデンドゥ・ブーシャン・バルダン書記長、ドイツ共産党のハインツ・シュテア議長と懇談。午後にはフランス共産党のダニエル・シレラ執行委員・国際委員会責任者、南アフリカ共産党のベン・マーティンス中央委員・国会議員、ロシア連邦共産党のレオニード・イワンチェンコ幹部会委員・国会議員と懇談しました。
 志位書記局長は同日午後、ドイツの民主的社会主義党のヘルムート・エッティンガー国際部副部長、ポルトガル共産党のルベン・デカルバリョ中央委員・アバンテ祭組織責任者と懇談しました。
 上田副委員長は午後、メキシコの民主革命党のヘノベバ・ドミンゲス・ロドリゲス下院議員、ラオス人民革命党のトンサイ・ボーディサン駐日大使と懇談しました。
メッセージを寄せた外国の政党と在日外国人組織を紹介
 日本共産党第二十二回大会三日目の二十二日、執行議長が、この日までに十二の外国の政党と在日本朝鮮人総連合会から、大会にあててメッセージがよせられていることを紹介しました。
 メッセージをよせた外国の政党は次の通りです。
 インド共産党(マルクス主義)、キューバ共産党、ギリシャ共産党、スウェーデン左翼党、スリランカ共産党、中国共産党、ドイツ共産党、ブラジル社会主義人民党、ベトナム共産党、メキシコの民主革命党、ラオス人民革命党、ロシア連邦共産党
盛り上がる討論に外国来賓も高い関心
 開会中の党大会で参加者の笑いと共感をよび、連日盛り上がりを見せている代議員の討論。これには、さまざまな国から参加している外国来賓も、メモをとったり拍手を送ったりしながら熱心に耳をかたむけ、高い関心を寄せています。
 「生活にねざした問題についての発言が多く、人々が関心をもっていることに、党員が地域の人たちと一体となって草の根の運動を広げていることが印象的だった」「代議員が自分の意見を話すだけでなく、生々しい大衆の様子や草の根の活動を繰り広げている話があり、強大な党建設をすすめていることがよくあらわれていた」――。感想をたずねた各国の来賓から口々に聞かれるのは、住民の生活に密着し、生きいきと進めている党活動への評価でした。
 とくに、女性や若い代議員の発言が相次いでいることには、「日本共産党の未来を感じる」「若い人が活動の困難さを話していたが、そこには前進の可能性があふれていて、非常に興味をもった」などの意見が。発言に大きな笑いと拍手でこたえる会場の代議員については「会場の一体感が伝わってきてこちらまで楽しくなる」との感想が出されました。
 山の上にある会場に向かって、毎朝急な坂道を汗をかきながら登っている代議員たちの姿を見て、「日本のような社会のなかでは、しっかりとした理想と信念がなければできないことだ」と感心する声も。
 「南アフリカ共和国に関心がある」という大阪の代議員たちが外国来賓の控室を訪ね、同国からの来賓に質問したり一緒に記念撮影をするなど、会場で交流する場面も見られました。
八中総を続開
 日本共産党は、二十二日、第二十二回党大会三日目の議事終了後、幹部会と第八回中央委員会総会(八中総)を開きました。八中総は、大会前の十八日からの続開で、中央委員会として党大会に推薦する次期中央役員候補者名簿を決定しました。
来賓7氏があいさつ
 日本共産党大会三日目の二十二日、午前と午後の討論の前に、国内来賓七氏があいさつしました。全国商工団体連合会の菱健蔵会長、新日本婦人の会の井上美代会長、原水爆禁止日本協議会の高草木博事務局長、非核の政府を求める会の堀場英也常任世話人、消費税をなくす全国の会の杵渕智子事務局長、全日本学生自治会総連合の遠地靖志中央執行委員長、日本平和委員会の須田博事務局長です。
 あいさつでは、営業や子育て・教育、消費税増税や就職難など、それぞれの課題と、草の根で国民との共同がすすんでいること、核兵器廃絶をめぐる非同盟諸国などの流れとこれに逆行する日本政府の態度への批判、自民党政治の根本的な転換をかかげる日本共産党の前進への期待が語られました。
 新日本婦人の会の井上会長は、あいさつ後、不破委員長に花束を贈呈しました。




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