2000年11月28日(火)「しんぶん赤旗」

“原則もっているから柔軟に対応できる”

TBS「ニュースの森」

志位委員長が出演


 志位和夫委員長がバッハの「イギリス組曲」ヘ長調・プレリュードを口ずさむと、バックにメロディーが流れる―二十七日夕放映されたTBS番組「ニュースの森」で、「最年少の共産党委員長」と紹介された志位委員長がインタビューに登場。党大会で委員長に選ばれた翌朝に弾いたピアノの曲名を聞かれ、照れながら口ずさむ場面も紹介されました。

 「新しい委員長の誕生で果たして共産党は変わるのでしょうか」。同番組の松原耕二キャスターが志位氏に自らの疑問をぶつけながらインタビューしました。

 「自衛隊は認めますか」との問いに、志位氏は「自衛隊は憲法に照らせば憲法違反の軍隊。ただこれは、もう自衛隊がなくても日本は大丈夫だと(国民の)合意が成熟するまではすぐなくすわけにはいきません」。番組は、党大会後の記者会見で志位氏が表現した「柔軟頑固路線」という言葉に注目。志位氏はインタビューの質問に次のように答えました。

 「国民のみなさんからみて政権を担っても安心だと思っていただけるような幅広い柔軟性をもつ必要がある。しかしそのなかで日本共産党としては筋を貫く。その点での頑固さはもっていきたいなということなんです」。共産党は変わるかどうかの質問にも志位氏は「原則をしっかりもっているから思いきって柔軟な対応もできる。そこが真実なんですよ」と解説しました。この日、不破議長ら新四役とともに各党のあいさつに訪れた場面も放映されました。

 「党名を変える日も来ますか?」の質問に「これはずっと使っていきたい」と志位氏。「人類の歴史というのは資本主義で終わりでないと思っています」と説明しました。