2000年11月21日付「しんぶん赤旗」に掲載
日本共産党の不破哲三委員長は二十日、第二十二回党大会の開会に先立ち、在日本朝鮮人総連合会の南昇祐(ナム・スンウ)副議長、金明守(キム・ミョンス)国際局部長と懇談しました。日本共産党の志位和夫書記局長、緒方靖夫国際委員会副責任者、西口光国際局長が同席しました。
懇談のなかで南副議長は、「党大会にお招きを受けたことで、日本共産党との関係を友好的に発展させる良い機会になると喜んでいます」とあいさつ。朝鮮半島をめぐる情勢が劇的に改善されている状況などにふれながら、「在日朝鮮人の生活を守っていく上で、日本共産党の協力がえられることに大変期待しています」とのべました。不破委員長は、日本共産党が前回(九七年)の大会で東アジアでの情勢と活動の重要性を強調したことを紹介し、「二十一世紀の東アジアの情勢を考えても、日本と朝鮮との関係、南北朝鮮の対話・交流と統一への動きが一つの大きなかぎをにぎっていることは明らかです。私たちの友好的な関係がその点でも前向きな力となるよう努力したい」とのべました。
南副議長はまた、朝鮮労働党が「朝鮮総連と日本共産党が友好的な協力関係をもつことはよいことだ」という考えを表明していると紹介。「朝鮮労働党と日本共産党が友好的な関係をもてる日がくることを期待し希望しています」とのべました。これにたいして不破委員長は、「私どもも共通の期待と希望をもっています」とのべました。