2001年2月1日(木)「しんぶん赤旗」

KSD汚職 機密費疑惑

日本共産党の真価発揮し、追及を

国会議員団総会で 志位委員長あいさつ


 志位委員長は、「二十一世紀初めての歴史的国会にふさわしく、日本のあり方を大きな構えで問う国会にしていきたい」とあいさつ。直後に参院選を控えた国会として、「日本共産党の値打ちを光らせる国会議員団の奮闘と、全国の草の根の奮闘で、党支持と共感の大波をつくろう」と訴えました。

 志位氏は、KSD汚職事件と機密費疑惑について「金権腐敗政治は、『国民が主人公』の新しい政治をおこしていくうえで一掃すべき前世紀の遺物。自民党の政治的・道義的退廃はきわまった」とのべました。

 また、機密費疑惑では「個人の横領事件などではなく、国民の税金の党略的流用という問題点が明らかになったことが重大だ」と指摘。機密費が海外視察の「せんべつ」や「国会対策」など公金の流用が許されない部分に使われたこと、外務省から官邸への「上納」という違法な資金の操作が行われていたことをあげ、「企業・団体献金を一切受け取らない清潔な党であり、KSD汚職とも機密費とも無縁な日本共産党が、大いに先駆的役割を発揮することが求められる」と強調しました。




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