2001年8月14日(火)「しんぶん赤旗」

侵略戦争反省こそ真の追悼

緊急街頭宣伝で志位委員長訴え

東京・新宿


 小泉首相が十三日に靖国神社に参拝したのをうけて日本共産党は緊急に東京・新宿駅東口で参拝を糾弾する街頭宣伝をおこない、志位和夫委員長が訴えました。演説前から若い人たちが宣伝カーのまわりに集まり、演説にも真剣なまなざしを注ぎました。演説中も若い人が次々と足をとめ、「ビラをください」とかけよる年配の男性の姿もありました。

 マイクを握った志位委員長は、小泉首相が「追悼の意を表した」と参拝強行を説明していることについて、靖国神社が、侵略戦争を推進、肯定する役割を戦前、戦後果たしてきたことを指摘し、首相の参拝は侵略戦争肯定の立場にみずから身をおくものだと告発。「戦争犠牲者への追悼というなら、間違った侵略戦争を反省し、謝罪し、二度とおこさないと誓うことこそ本当の追悼ではないでしょうか。靖国神社に参拝するのは戦争犠牲者への追悼にはもっともふさわしくない行動ではないでしょうか」と訴えると、さかんな拍手がおきました。

 歴史をゆがめる歴史教科書の問題にもふれながら「侵略戦争肯定の危険な潮流が日本の社会で市民権をえようとしている」と警告。「日本共産党は七十九年の歴史を通じて侵略戦争反対を貫いた党としてきっぱり対決してがんばりぬきたい」と述べました。

 演説が終わって「がんばって」の声をあげた韓国籍の金哲模さん(31)=千葉県在住=は「僕は反対です。戦犯をまつっているのが一番許せない。そこに総理が参拝するのはおかしいと思う。日本と韓国との関係はよくなりつつあったのに、それが崩壊してしまう。とにかくがんばってほしい」と語っていました。

 買い物途中に偶然通りかかった浜田奈津子さん(20)と郡理紗さん(17)は、さかんに拍手を送りながら、「靖国神社には行ったことがなかったので、侵略戦争を象徴するようなところだとは知りませんでした。小泉首相は、戦争を反省する気持ちが見られません。このままでは日本の将来と自分たちの子どもの世代のことがとても心配です」と話していました。




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