2002年1月7日(月)「しんぶん赤旗」

理性と良心、暮らし守るよりどころ

「しんぶん赤旗」と日本共産党大きく

東京で志位委員長訴えに共感


 日本共産党の志位和夫委員長は六日、NHK「日曜討論」に出演後、「党員・読者拡大の大運動」の促進のために東京・大田区入り。同区蒲田駅西口で街頭宣伝、駅前商店街を歩いての購読よびかけをはじめ、党支部活動経験交流会、「党を知る会」に参加するなど、終日行動しました。

「しんぶん赤旗」の魅力を語り、購読を訴える志位和夫委員長。右は大竹辰治区議=6日、東京・大田区

 蒲田駅西口では、五百人をこえる人垣ができるなか、志位氏は、日本共産党と「しんぶん赤旗」の魅力について、アメリカの報復戦争拡大をゆるさず、平和の声を伝える「理性と良心のよりどころ」、人権無視の大企業のリストラ、医療改悪など苦しんでいる人たちの実態を伝え、たたかいを起こす「くらしを守るよりどころ」、「人と人とのあたたかいつながりをつくる新聞」と三つの角度から説明しました。

 このなかで政府の「不良債権処理」で、金融庁が大銀行と同じ基準で、信用組合、信用金庫を査定し、大田区内の二つの信組をはじめ全国で信組・信金を破たんに追いこんでいる問題に言及。(1)大銀行と同じ基準で査定し、信組、信金をつぶすやり方を中止する(2)破たんした信組、信金から融資を受けていた中小企業の融資の継続を政府の責任でおこなう(3)大銀行、政府系金融機関の貸し渋りを改めさせる、の三つの改革を提案しました。

 訴え後、すぐに駅西口のサンライズ商店街で、「『しんぶん赤旗』は、読みごたえのある新聞です」と購読をよびかけました。区商店街連合会の役員も志位氏の訪問に「わかりました」と購読しました。

 薬ヒグチ蒲田店の薬剤師、女性(72)は、昨年七月の参院選で志位氏が同店を訪問した様子がテレビで放映されたことにふれ、「全国放送であっちこっちから反響があって有名になっちゃった。(売り上げも)プラスになったよ」とニッコリ。

 見本紙の日曜版を見せて紹介する志位氏に「いつも明るくて元気なのを見せてもらってる。志位さんのファンだよ。一週間にいっぺん? じゃあ、いいよ」と購読を約束しました。

 蒲田駅前と商店街での行動で二人が入党し、日刊紙二人、日曜版三人の読者が増えました。

 女性(35)は、志位氏の訴えが終わると同時に街頭の受け付けにかけつけ、入党申込書に記入。「日本共産党ががんばらないと日本はダメになる。この党に入って日本をよくするためにたたかっていきたい」と決意をのべていました。

 日刊紙を購読し、志位氏と握手した夫婦は、「会社でも残業代が支払われないなどの問題があります。セガのたたかいの話などを聞き、勇気をもらいたいと思って」と話していました。

 志位委員長の激励をうけ、党大田地区、各支部は、党員・読者拡大に終日奮闘し、午後八時までに、六人が入党、日刊紙七人、日曜版三十五人の読者が増えました。