2002年1月29日(火)「しんぶん赤旗」

志位委員長が新任のロシア公使と懇談


 在日ロシア連邦大使館のミハイル・ガルージン公使が二日午後、新任のあいさつのために日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長と懇談しました。

 ガルージン公使は、これまでの在日大使館やロシア外務省での活動にふれたあと、日ロ関係に言及し、ロシア国内では日本との関係を重視していこうという声も多く、日ロ平和条約交渉を継続し、経済・貿易などの分野での協力、国際問題解決のための協力を中心に、これからも両国間の関係を発展させていきたいとのべました。

 これにたいし志位委員長は、日本共産党は責任ある野党外交の一環として、重要な国際問題にかんする党の立場や見解を、在日ロシア大使館にも伝える活動を引き続き積極的におこなっていくつもりです、と発言。とくに最近の問題では、わが党はテロにも報復戦争にも反対であるとのべ、アメリカの一国覇権主義的な行動を許さず、国連を中心とし国際法にもとづく平和秩序を打ち立てる必要性を強調しました。また、日ロ関係については、両国民間の友好・協力の発展をめざし、領土問題の公正な解決のためこれからも意見交換をしていきたいとのべました。

 両氏は、文化・芸術面をふくめ多面的な日ロ間の交流を深めていくことについても語り合いました。

 懇談には、日本共産党から西口光国際局長らが、ロシア大使館からはアレクサンドル・イリシェフ一等書記官が同席しました。