2002年7月25日(木)「しんぶん赤旗」

「高校生は戦争に協力しません」

志位委員長と懇談



「高校生戦争協力拒否宣言アピール署名」をすすめる高校生と懇談する志位和夫委員長(正面)=24日、党本部

 「高校生戦争協力拒否宣言アピール署名」実行委員会の高校生ら十五人が二十四日、日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長、和田一男常任幹部会委員・青年学生対策委員会責任者と懇談し、署名への賛同を要請しました。署名は、有事法案に反対する高校生の思いを示そうと六月から始められたもの。東京都内の高校生が中心です。「私たちはあらゆる戦争協力を拒否します」「憲法九条をいかし、世界の先頭にたって戦争とテロをなくすために行動すること」とアピールしています。

 懇談では、高校生たちが、「クラスの友だちに有事法案の説明をするとみんな反対し、署名用紙を持っていく」「有事法案の中身を知らせる壁新聞を学校の廊下に張り出している」などと発言。

 都立高校生の田代雄也さんは、「戦争になれば、ぼくたち高校生が戦争に駆り出されるんです。署名をもっともっとひろげて、有事法案の継続審議は許さないという意思を示したい」と語りました。

 志位委員長は、「若いみなさんの中で理性の声がひろがっていると聞いてうれしい限りです。みなさんの運動の力で今国会で法案の強行をやめさせたことをおおいに確信にしてほしい」と激励しました。

 要請行動に先立ち、国会内でおこなわれた学習会では日本共産党の緒方靖夫参院議員があいさつしました。この日、実行委員会では社民党本部と自民、公明の両党議員にも要請しました。