2002年7月26日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長がウクライナ大使と懇談



ユーリー・コステンコ駐日ウクライナ大使(右)と懇談する志位和夫委員長(左)=25日、衆院第1議員会館

 日本共産党の志位和夫委員長は二十五日午後、国会内でユーリー・コステンコ駐日ウクライナ大使の表敬訪問を受け、懇談しました。日本共産党指導部とウクライナ大使との公式な交流は、今回がはじめてです。

 コステンコ大使は、日本共産党創立八十周年にあたっての祝賀の言葉をのべ、日本共産党との今後の交流の発展への希望を表明しました。志位委員長は、自主独立、対等平等、内部問題不干渉の原則にもとづく日本共産党の対外活動について説明しつつ、ウクライナ政府とも共通の関心がある問題で意見を交換し、一致する課題で協力していくことは可能だと思うとのべました。

 懇談で両氏は、日本とウクライナの政治状況、選挙制度、両国の「非核三原則」、核兵器廃絶、テロとのたたかいと報復戦争、アメリカの世界戦略、日本共産党とソ連共産党との関係の歴史などの問題について率直に意見を交わしました。そのなかで志位氏は、保有していた核兵器を自ら廃棄したウクライナは、核兵器廃絶の課題で道義的な力を強めたと発言するとともに、国連憲章にもとづく平和の国際秩序を打ち立てていく必要性を強調しました。

 懇談には、日本共産党から西口光国際局長、ウクライナ大使館からユーリー・ルトヴィノフ二等書記官が同席しました。