2002年9月2日(月)「しんぶん赤旗」

全国に希望をあたえる素晴らしい勝利

志位委員長が談話


 日本共産党の志位和夫委員長は一日、長野県知事選の結果について、次の談話を発表しました。

 一、長野県知事選挙での田中康夫候補の圧勝は、長野県民の良識の勝利であり、全国に希望をあたえる素晴らしい勝利である。わが党は、田中候補を支援してたたかってきた党として、多くの県民のみなさんとともに、この結果を心から喜びたい。

 一、知事選挙は、県議会のダム固執多数派による田中知事の不信任の強行という事態をうけ、その是非を県民に問うものとなったが、今回の結果は、知事不信任という暴挙にたいして、県民がきっぱり「ノー」の意思表示をしめしたものである。

 また、知事選挙では、田中知事がすすめてきた、「脱ダム」宣言と浅川・下諏訪ダム中止に象徴される、巨大開発中心から、県民の福祉と暮らし中心へと、県政を転換させる改革の是非が問われたが、ここでも旧来の利権政治への逆戻りを許さず、県政の民主的改革の前進をのぞむ県民の強い民意がしめされた。

 一、長野県知事選の結果は、「住民が主人公」という方向での、未来ある新しい地方政治の流れが、力づよく成長しつつあることをしめすものとなった。

 わが党は、田中県政のもとでの県政の民主的改革をさらに前進させるため、多くの県民のみなさんと共同して、ひきつづき力をつくすものである。