2002年11月4日(月)「しんぶん赤旗」

赤旗まつり2日目


歴史ひらく建設者の党大きく つぎの政治選で必ず勝利者に


志位委員長が記念演説


 第三十八回赤旗まつり(東京・夢の島公園)は二日目の三日、暖かい日差しにもめぐまれ絶好のまつり日和。早朝から人波が途絶えることなく、会場は九万人の参加者であふれました。記念演説をおこなった志位和夫委員長は、イラク、北朝鮮など外交・国際問題から、暮らし・経済のあり方までユーモアを交えて解明。「たたかいのよりどころとなる日本共産党を大きくしよう」とのよびかけに、会場いっぱいの参加者から共感のかけ声と拍手が広がりました。

青空のもと、赤旗まつり参加者に訴える志位和夫委員長=3日、東京・江東区、夢の島公園

 文化プログラムではソプラノ歌手の腰越満美さんや「JOY with 亀渕友香」のみなさんらが熱唱。アンコールの拍手と口笛が相次ぎ、参加者と一体となった熱いステージをつくりあげました。

 大型政治プログラム、切実討論「どうなる、どうする、暮らしと経済」では、暉峻淑子埼玉大学名誉教授、山家悠紀夫神戸大学大学院教授、佐々木憲昭衆院議員の三氏が小泉内閣の構造改革の実態とその打開の道を国際比較もふまえて検証。参加者から「国際比較で日本の経済のゆがみがよくわかった」との声が出されました。中央舞台だけでなく、青空寄席や「赤旗記者は語る」などの企画はどこも満席状態。

 志位委員長の演説を聞いた埼玉県庄和町の男性(62)は「経済、外交もたいへんな時期にきていることがよくわかったし、一人ひとりが真剣に考えないといけないと痛感した。それに野党外交をできるほど共産党の力が大きくなっていることに確信が持てました」。東京都武蔵野市の女性(28)は「たたかいのよりどころである共産党を大きくという志位さんの訴え。不況で経済がたいへんなだけに本当にそう思いました」と話してくれました。