2002年12月26日(木)「しんぶん赤旗」

“非同盟の精神”で多くの一致

南アジア歴訪

日本共産党代表団が帰国


浜野副委員長(右から2人目)、筆坂書記局長代行(右端)らの出迎えを受ける、帰国した志位和夫委員長(右から3人目)ら代表団=25日、成田空港

 インド、スリランカ、パキスタンの南アジア三カ国を訪問した志位和夫委員長を団長とする日本共産党代表団が二十五日午後、成田空港に到着、帰国しました。代表団はほかに、緒方靖夫国際局長・参院議員、森原公敏国際局次長。随員は、尾崎芙紀国際局員、山崎伸治「しんぶん赤旗」記者。

 空港では、浜野忠夫副委員長、筆坂秀世書記局長代行、上田均常任幹部会委員、西口光国際局長、笠井亮国際局次長らが出迎えました。

 到着にあたって志位委員長は、「インド、スリランカ、パキスタンの三つの南アジアの政府との交流を開始することが目的でしたが、その目的が果たせたと思います」とのべました。

 志位氏は、「各国政府との対話は、イラク問題、核兵器廃絶、地域紛争、経済の『グローバル化』と多方面にわたりましたが、三つの国がそれぞれ非同盟運動で重要な役割を果たしていること、日本共産党は非同盟・中立の日本をめざしていることに、共通の精神があり、多くの一致点がえられたことは、うれしいことでした」とのべました。

 志位氏は、インド共産党(マルクス主義)、インド共産党、スリランカ共産党との交流でも、よい意見交換ができたとのべました。

 インド共産党(マルクス主義)については「未来ある前進の流れがインドで広がっているのを目の当たりにしました」とのべ、西ベンガル州では二十五年の統治の実績があり、そのうえに新たな前進を築く生き生きとした姿をみることができたと語りました。

 志位氏は、「日本共産党の路線と方針は、どこでも通用するというのが、今回の歴訪の感想です」とのべました。