2003年4月26日(土)「しんぶん赤旗」

激しいつばぜり合い

全員当選へ最後まで力尽くします

地方選あす投票

暮らしをよくする願いを日本共産党に託して下さい


 いっせい地方選挙後半戦は、国政四補選(参院茨城選挙区、衆院茨城七区、東京六区、山梨三区)とともに、あす二十七日、投票日を迎えます。日本共産党の千二百三十九人の一般市・東京特別区議候補と八百四十一人の町村議候補(無投票当選を除く)は、他党派候補と激しいつばぜり合いをつづけており、まったく予断を許しません。日本共産党が前進をかちとるには、文字通り最後まで全力をあげてがんばりぬくことが求められています。


東京・北区 志位委員長かけめぐる

写真
区議選で1人増の10人全員当選を訴える志位委員長の演説に聞き入る、駅前いっぱいのひとびと=25日、東京・北区、赤羽駅前

 日本共産党の志位和夫委員長は二十五日、定数二減で十人はみ出しの大激戦となっている東京・北区議選(定数四十四)の応援に入り、庄司まさお区長候補、党区議候補とともに支援を訴え。商店街や団地など六カ所に集まった千七百人の聴衆に、「激しいつばぜりあいの接戦です。日本共産党は後半戦で二千三百二十八人を擁立しましたが、全員勝利のために最後まで力をつくします。北区では九人から十人への前進を必ず勝ち取らせてください」と気迫を込めて訴えました。

 日本共産党が、中川大一、福島宏紀、木元良八、八百川孝、本田正則、さがらとしこ、山崎たい子、やまき直人、やぐち健=以上現=、こばし博=新=の全員当選で一議席増をめざすなか、公明党・創価学会は反共攻撃をいっそう激化。街頭演説中も他党候補と何度も出くわすなど、一票一票を争う激戦です。

 志位氏は、四年間に五十三億円もためこみを増やす一方、小中学校の卒業アルバム代補助の廃止、区独自の区民検診を切り捨てる自民、公明、民主などの「オール与党」区政の「暮らしケチケチ行政」ぶりを告発。「日本共産党をのばして、ためこんだお金を区民の福祉、暮らしに使わせましょう」と訴え、党区議団が前回八議席から九議席にのびた力で、乳幼児医療費助成の所得制限を今年七月から撤廃させることになった実績を紹介しました。

 “反対ばかりで実績がない”という公明党の反共攻撃に反論。同党がビラで「乳幼児医療費助成の拡充」を「公明党の実績」だと宣伝していることに対し、「過去十年間に五回出された拡充を求める区民の陳情を四回までたなざらしにしてきたのに自分の手柄のようにいう。区民とともに運動し、区政を動かしてきた共産党を『実績なし』と攻撃する。これは区民の暮らしへの攻撃です。区民の良識で打ち破りましょう」と訴えると、大きな共感の拍手がわきおこりました。


あと5人10人支持ひろげて

大阪・八尾

 大激戦の大阪府八尾市議選挙(定数三十四、立候補四十二人)で、現有八議席確保に全力をあげる日本共産党の永井きみ子(63)、杉本春夫(56)、おち妙子(50)、谷沢ちか子(54)、大野よしのぶ(53)、田中ゆうこ(30)=以上現=、吉川さよ子(52)、内藤こういち(28)=以上新=の各候補は二十五日、石井いく子党副委員長・衆院議員の応援を受けて訴えました。

 市長選挙で、党は「公正・民主的な明るい革新八尾市政をつくる会」の野沢みちあき候補の勝利に全力をあげています。

 石井氏は、自民、公明、民主など「オール与党」は、敬老祝い金など福祉を削り、国保料を値上げし、市民に負担を押し付けていると批判。開発優先の税金のムダ遣いにきっぱりとメスを入れることができるのは日本共産党だけと指摘し、野沢市長候補と日本共産党八人全員への大きな支持を訴えました。

 現有七議席確保をめざす公明党は、街頭で「共産党をぐじゃぐじゃにぶっつぶす」と演説し、この日午後、冬柴幹事長が反共演説。党と後援会はただちに反撃、激烈なたたかいとなっています。

 選挙情勢は、対話・支持拡大が遅れているなど容易ならざる事態で、党選対本部は「全員当選のために、電話も使って全有権者規模での対話をひろげ、あと五人、十人と支持をひろげてください」と訴えています。


全有権者との対話と宣伝で

東京・品川

 東京都品川区長選挙と同区議選挙(定数四十二、立候補四十九人)で、日本共産党品川地区委員会とあたたかい品川区政をつくるみんなの会の合同街頭演説が二十五日、JR大井町駅西口で開かれ、約六百人の聴衆が集まりました。

 みんなの会会長の酒井広さん(元NHKアナウンサー)が桜井恵子区長候補(無所属、日本共産党推薦)への支持をよびかけ、桜井候補は「住んでいてよかったと思えるあたたかい区政にかえましょう」と訴えました。

 なかつか亮(27)=新=、上山弘文(46)、いいぬま雅子(53)、鈴木ひろ子(49)、菊地貞二(50)、みやざき克俊(47)、南恵子(54)、沢田英次(60)=以上現=の八人の区議候補が決意表明。緒方靖夫参院議員は公明党の反共攻撃を痛烈に批判、党区議団の役割・実績を紹介し、「福祉を削って五百七十億円もためこみ大型開発につぎ込む区政から、くらしを守り福祉を前進させる区政にかえるため、桜井区長候補と八人の区議候補全員当選を」と訴えました。

 区議選は一票を争う大激戦で、公明党候補が街頭で共産党攻撃を繰り返しています。党と後援会は反共反撃の宣伝とともに、全有権者への対話・支持拡大をやりきろうと奮闘しています。


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