2003年10月23日(木)「しんぶん赤旗」
参院埼玉選挙区補選(定数一、二十六日投票)が終盤を迎えた二十二日夕、日本共産党の志位和夫委員長は、あべ幸代候補(55)の応援のためJR大宮駅西口にかけつけ、演説しました。
そのなかで志位氏は、日本道路公団の藤井治芳総裁解任問題で、同総裁が政治家のイニシャルをあげて疑惑を示唆したとされる問題について、疑惑にフタをしようとする小泉内閣の姿勢を批判、参議院で同総裁を証人喚問し、疑惑を徹底解明するよう求めました。
志位氏は、道路公団をめぐる財務諸表の隠ぺい工作が明らかになった八月の時点で、政府は藤井総裁の処分を決めるべきだったのに処分しなかったとし、「今になって処分をしようというのだから、道理がたたない。政権与党がこの問題を党略でもてあそんだ結果ではないか」と厳しく批判しました。