2003年11月2日(日)「しんぶん赤旗」

自民党と民主党――どっちを選んでも悪政が進む

不破議長“本当の国民の代表を国会に”と訴え

党幹部が各地で


 日本共産党の不破哲三議長は一日、前日の愛媛、香川両県につづいて徳島、高知両県を遊説。志位和夫委員長は横浜、川崎両市で街頭演説し、市田忠義書記局長が大阪府内二カ所で、上田耕一郎副委員長が東京都内五カ所で日本共産党への支援をよびかけました。

 徳島駅前、高知市内でマイクを握った不破議長は、財界がアメリカ式の二大政党制で自らの都合のいいように日本の政治を動かす野望をもち、それに飛びついた民主党が消費税の大増税、憲法改悪で自民党と同じ立場になった“政治地図の変化”を強調。「自民党と民主党−−どっちを選んでも悪政が進むだけ。必要なのは、悪政に反対する本当の野党。日本共産党こそ国民の利益を守りぬく本当の国民の党です」と力を込めました。

 そして、アジアやイスラムの国ぐにと広い友好の輪を広げてきた日本共産党の野党外交を紹介しながら、日本が平和・自主独立の立場を切り開けば二十一世紀に生きる展望がみえてくること、戦前の共産党「国賊」論にしがみつく自公両党の反共攻撃が、二十一世紀の世界では通用しないものであることを力説しました。