2003年11月3日(月)「しんぶん赤旗」

悪政の流れ断ち切る共産党の議席を

北九州、福岡、広島で志位委員長


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2日、福岡市・天神

 日本共産党の志位和夫委員長は二日、広島市、北九州市、福岡市の三カ所の街頭から日本共産党への支持を訴えました。

 北九州・小倉駅前では、仁比そうへい衆院比例九州・沖縄ブロック候補らとともに三千人を前に訴えました。福岡・天神での演説には四千五百人がつめかけ、志位氏、仁比候補、祝迫かつ子同候補らの訴えに大きな拍手を送りました。

 志位氏は「九州・沖縄比例ブロックでは、あかみね政賢さんとならんで、若い弁護士の仁比そうへいさん、国会での活躍がほんとうに期待されます。この二つの議席を必ず勝たせてください」と力をこめました。

 さらに「財界主役」、「米国いいなり」の政治を改革する日本共産党の提案を力説。消費税大増税、憲法改悪で自民党も民主党も同じ流れに合流したことを批判し、日本共産党の躍進で悪政の流れをたちきろうと訴えました。

 仁比候補は、米軍のアフガン報復戦争さなかにパキスタン国境の難民キャンプを訪問した経験を語り、「無法な戦争をおこなう米国いいなりの政治はきっぱり変えようではありませんか」とのべ、イラクへの自衛隊派兵反対を強調しました。

 小倉駅前で演説を聞いた中間市の学生、田口智彦さん(21)は、「民主党が野党といっても財界の側に回ってしまい、自民も民主も財界中心で、いよいよ共産党しかなくなったのが本当によくわかった」とのべ、「あと一週間あります。一人でも多くの友だちに話したい」と語りました。天神で演説を聞いた事務職員の林咲希さん(21)は「財界のひも付き政治で消費税が上げられようとしているのはショック。許せない」と話していました。

 また広島市のJR広島駅北口前では、中林よし子衆院比例中国ブロック候補らとともに千六百人を前に演説。志位氏は「中国ブロックの力を一つにして中林さんを国会でひきつづき働かせてください」と訴えました。