2003年11月4日(火)「しんぶん赤旗」

党幹部、比例候補が全国で奮闘

栃木、群馬、埼玉で志位委員長


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3日、群馬・高崎駅前

 日本共産党の志位和夫委員長は三日、衆院比例北関東ブロック入りし、栃木、群馬、埼玉の三県で日本共産党への支持を訴えました。

 宇都宮市では、塩川てつや、田谷たけお両比例候補らと訴え、七百人が聞き入りました。群馬・高崎市では、森原公敏、小笠原しんめい両比例候補らとともに二千五百人を前に演説。夕刻、六千人が集まったさいたま市・大宮駅前の演説には、塩川、森原両候補に元山かよ子比例候補も加わりました。

 志位氏は「塩川さんは、中小企業の経営の問題など、国会にはなくてはならない働きをしてきました。森原さんは中東や南アジアなど世界を歩いて、平和のための外交活動の先頭にたってきました。こうしたすばらしい政治家が国会に必要です。北関東ブロックの二つの議席を必ず守り抜かせてください」と呼びかけました。

 くらし・経済と憲法・平和の二つの改革提案を解明。自民党が打ち出す悪政に野党第一党の民主党が合流したという「政界地図の変化」を指摘し、その根底に財界の「保守二大政党」実現の野望があることを告発しました。

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3日、埼玉・大宮駅前

 三郷市で看護師をしている佐藤雅子さん(47)は「マスコミの『二大政党』押しつけに厳しさを感じていただけに話を聞いてやる気がでました。病院でも二週間分の薬を三週間にのばして飲む患者さんや受診抑制も増えています。くらしや福祉を守るためにも日本共産党がほんとうにがんばらないといけないし、最後までがんばれば絶対前進できると確信しました」と話していました。

 演説で塩川候補は、中小企業版の金融検査マニュアル策定や借り換え保証制度を実現したことをあげ、「中小企業応援の政治で日本経済を立て直し、雇用を守るとりくみを日本共産党の前進で実現しましょう」と力説。森原候補は日本共産党の「野党外交」がアジア諸国やイスラムの国に広がっているのは、「憲法をまもる党としての信頼があるからです。『米国いいなり』をやめ、日本の宝である憲法を守ろうではありませんか」と力をこめました。