2003年11月9日(日)「しんぶん赤旗」

総選挙きょう投票

21世紀 日本の進路かかった政党選択

暮らしと憲法・平和まもるすべての声を日本共産党へ

党と後援会

全有権者規模の対話、最後まで


 第四十三回衆院選挙はきょう九日、大激戦のまま投票日を迎えました。街頭での選挙運動最終日の八日、日本共産党は不破哲三議長が東京、志位和夫委員長が神奈川、千葉、市田忠義書記局長が兵庫、大阪、京都、上田耕一郎副委員長が静岡、愛知でそれぞれ最後の訴え。全国の党候補、支部、後援会も終日、「赤旗」号外配布と電話による対話・支持拡大にフル回転。無党派層の六割が投票直前にどの党どの候補に投票するかを決めるとあって、他党派・他陣営も働きかけや投票動員をかつてなく強めています。


写真
訴える日本共産党大田病院後援会=8日、東京・大田区

願いが生きる選択をぜひ、と

東  京

 東京・大田区の日本共産党大田病院後援会は八日午前九時半から、後援会員がセンターに集まり、メガホン宣伝や支持拡大に次々出発。午後、大田病院の近くで行われた不破哲三議長、山口富男比例東京ブロック・四区候補の街頭演説に参加したのち、区内の後援会センターで決起集会を開き、「最後まで活動参加を広げ、対話支持拡大に全力を挙げて、日本共産党と山口候補を押し上げよう」と意思統一し、電話に向かいました。

 松木玲子さんは、今度が二度目の選挙という女性と対話。「自民党も民主党も改憲をいっていますね。でも自分の一票を無駄にしたくない」と言う女性に、「比例は死票がありませんし、憲法を守れといっているのは日本共産党と山口候補だけ」と訴えると、女性は比例でも小選挙区でも支持を約束しました。

 後援会員が作った点字の名簿で電話をかけていた野島潔さんは「自民か民主かで有権者が選んでいる感じではない。消費税や改憲問題で話をすると、『考えてみる』という人が多い。残り時間は短いが、頑張りたい」と語りました。

支持拡大目標達成向け熱気

京  都

 京都市上京区の聚楽支部は八日、有権者の四人に一人の支持拡大目標まで残り約九%に迫り、達成をめざして最後まで電話に、宣伝に奮闘しました。

 岸尾昭二さん(76)はメガホンを手に、自らの出征経験を話し「憲法を守ろう」と力いっぱい訴えます。「憲法改悪の話に『父が戦死した』という女性が支持を約束してくれました」といいます。

 中川雅代さん(55)は、「赤旗」日曜版のコピーをもって会う人と話してきました。消費税のことでは、「小泉はアカン、民主かと思っていたけど、増税に賛成の民主もダメ。消費税を上げて、大企業の税金を減らすなんてとんでもない。共産党に入れる」と話に。

 支部の電話かけは、名簿を一通りかけ、留守だったところなど含めて二回目をかけています。

 支部長の赤松泰三さん(59)は「共産党です。消費税率の引き上げ反対、憲法守れとがんばっています。自民と民主は憲法変える、消費税上げるといっています。共産党に力をかしてほしい」と電話で訴えます。そして「みんなで目標をやりぬき、こくた恵二さんの議席を得る一助に」と語ります。