2004年1月25日(日)「しんぶん赤旗」

大阪駅前 志位委員長が訴え

府民が主人公の府政、
梅田さんで取り戻そう


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志位和夫委員長の訴えに聞き入る人たち=24日、大阪・梅田阪神前

 二月一日投票の大阪府知事選で、弁護士の梅田章二候補(53)=無所属、日本共産党推薦、新社会党支持=を擁立する「明るい民主大阪府政をつくる会」は二十四日午後、大阪駅梅田阪神前で街頭演説を行い、梅田候補とともに日本共産党の志位和夫委員長が、冷え込む中、歩道や歩道橋を埋めた二万人(主催者発表)の聴衆を前に府政の転換を熱く訴えました。

 梅田候補は、「府民の暮らしを守るために福祉・医療・教育第一の府政に」「大阪の経済を立て直すために中小企業が元気になる政策を」など、府政転換の道を明らかにし、「財政再建に取り組みながら、福祉、医療、教育が大切にされる大阪に変えていこう」と力をこめ訴えました。


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なんとしても梅田章二候補(左)押し上げてと訴える志位和夫委員長=24日、大阪・梅田阪神前

 志位委員長は、冒頭、国政の焦点であるイラク派兵問題で、政治家としての態度が問われているが、知事候補できっぱり反対しているのは梅田候補だけだとのべ、梅田候補の勝利で、大阪から派兵推進勢力に痛打を与えようとよびかけました。

 知事選は三人の有力候補の争いになっているが、「政治の流れでみれば、開発最優先で大阪を借金地獄に突き落とした『オール与党』と関西財界に牛耳られた府政を続けるのか、それとも『府民が主人公』の府政を梅田さんでとりもどすのか」に最大の争点があると力説。立候補している現職知事と元プロ野球選手の発言や政策にふれながら、二人が自公民いいなり、大企業・財界中心の同じ流れに立っていることを明らかにし、府民が主人公の府政をと訴える梅田さんを府民の共同した力で知事に押し上げようと訴えると、大きな拍手が起きました。

 街頭演説では、ナニワ企業団地協同組合の川合晴夫専務理事とフリーターの小玉郁さんが、梅田候補への大きな支持を訴えました。

 保育士の女性(29)=大阪市城東区=は「関空二期事業などむだな税金の使い方を改めて、待機児をなくすために保育所を増やしてほしい。梅田さんに期待します」と話していました。