2004年4月8日(木)「しんぶん赤旗」首都版

神奈川・藤沢に千人

日本改革提案 私の思いと一致

志位委員長、はたの参院議員訴えに聴衆

 日本共産党の志位和夫委員長を迎えた演説会が六日、神奈川県藤沢市の藤沢市民会館で開かれ、湘南地域から約千人が集まりました。志位委員長と、はたの君枝参院議員(神奈川選挙区)の訴えに、「日本改革の提案は私の思いと一致する」(二十六歳、看護師)などの共感が寄せられました。

 志位委員長は、国民が「何とかしなければ」と感じている過労死や長時間労働、年金大改悪、イラクへの自衛隊派兵や憲法改悪などの根っこに、「大企業・財界の横暴勝手」と「アメリカいいなり」という自民党政治の二つの異常なゆがみがあると指摘。二つのゆがみをただして、「国民が主人公」の日本をめざす「日本改革の提案」をわかりやすく語りました。

 政府の年金改悪案をきびしく批判し、消費税増税に頼らず、税金のムダ遣いと財界・大企業優遇という税金の使い方と集め方の「逆立ち」をただすなどして財源を生み出す党の年金政策を紹介。「日本共産党を伸ばして安心できる年金制度を」と訴えました。

 緊迫するイラク情勢について、「内戦というべき状態になっている」との認識を示し、自衛隊派兵が日本人ボランティアを危険にさらしている現状を指摘。「孤立を深めているアメリカを喜ばせたいというだけで憲法を破り、国民を人道支援だとだまして派兵しました」「自衛隊員とイラク国民が犠牲になったら取り返しがつきません。いますぐ自衛隊は撤退せよの声をあげていきましょう」と呼びかけました。

 小池晃参院議員(比例代表候補)はビデオであいさつし、はたの参院議員は横須賀基地への米原子力空母の配備計画を批判。大森猛前衆院議員も訴え、医師の吉村成子さんが応援演説をしました。

 共産党演説会は初めてという女性(56)は「共産党に悪い印象があったけれど、話を聞き国民のことを一番に考えている政党だと分かりました」と話し、夫の男性(57)は「弱い人のために、共産党を大きくしたい」と語りました。