2004年6月5日(土)「しんぶん赤旗」

中国大使館の新旧外交官

志位委員長を訪問


 このほど在日中国大使館の政治担当参事官として着任した李冬萍氏と、同大使館での勤務を終えて帰国する林レイ一等書記官が四日、国会内で日本共産党の志位和夫委員長を訪ねて懇談しました。

 中国共産党中央対外連絡部から異動してきた李氏は、日本共産党と中国共産党との関係正常化以降、両党関係が順調に発展してきたことについて、「たいへん喜ばしいことです」と発言。日中関係の重要性を強調するとともに、今後の協力を志位委員長に要請しました。また林氏は、国会質問でも日本共産党議員の活躍が際立っており、中国国内でも日本共産党への関心と注目が高まっているとのべました。

 志位氏は、両党関係正常化直後の訪中(一九九八年七月)を振り返るとともに、北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の推進などで中国が積極的な役割を果たしていることに触れ、東アジアに平和の流れがいっそう広がることを希望しました。また、李氏への期待をのべるとともに、林氏のこれまでの協力に感謝しました。