2004年6月28日(月)「しんぶん赤旗」

本物の改革の党躍進を

名古屋、京都で志位委員長が訴え


 日本共産党の志位和夫委員長は二十七日、名古屋市と京都市を訪れ、街頭から日本共産党への支持を訴えました。梅雨の中休みの暑さのなか、大勢の人びとが集まり、足をとめ、志位氏の力をこめた訴えに耳を傾けました。

 名古屋市中区栄では、笠井あきら参院比例区候補、八田ひろ子愛知選挙区候補とともに、四千人を前に訴えました。

 京都市・北大路ビブレ前には、つめかけた二千五百人を前に、西山とき子京都選挙区候補と演説。新大宮商店街で後援会員といっしょに日本共産党への支持を呼びかけました。

 演説で志位氏は、「年金、消費税、イラク、憲法などの熱い争点で、自公連合、民主党、日本共産党の三つの流れがどういう態度をとっているか、どの党が本物の改革の党かを事実をみきわめて選んでいただきたい」と強調し、暮らしと平和をめぐる争点を解明しました。

 「二大政党」には財界主役、米国いいなりという政治のゆがみをただす立場も勇気もないと強調し、「このどちらでも、日本の政治はよくならない。本物の改革の党、日本共産党が伸びてこそ日本の政治は変わります」と訴え、大きな拍手と声援を受けました。

 名古屋市で演説を聞いた熱田区の会社員、女性(28)は「憲法九条を変える流れがすごく恐ろしい。二十一世紀なのに戦前みたいな流れで…。でも、きょうこれだけ多くの人が集まったのに安心した。共産党はどんどん伸びてほしい」と話していました。

 京都市内で演説を聞いた女性(85)は「戦争を体験した世代として憲法が変えられようとしていることに黙っていられない。孫たちに、私が体験したような苦しみを味わわせたくない。だから憲法九条を守ってほしい」と語りました。