2004年8月3日(火)「しんぶん赤旗」

ベトナム共産党のホアン政治局員・組織委員長
志位委員長が懇談


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ベトナム共産党のチャン・ディン・ホアン政治局員(右端)と懇談する志位和夫委員長(左端)=2日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は二日、ベトナム日本友好議員連盟会長として来日中のベトナム共産党のチャン・ディン・ホアン政治局員・組織委員長の表敬訪問を受け、なごやかに懇談しました。

 志位委員長は日本の政治について、「二大政党化」の流れの危険性を指摘し、憲法九条を生かすか壊すかが国政の大争点になっていることを説明。さらに、憲法九条を守るかどうかは日本だけでなくアジアにとっても大問題になっていると述べました。

 ホアン政治局員はベトナムの国政について、政治・社会情勢は安定しており、経済成長も堅調であることを紹介。さらに、二〇〇六年に開催される第十回党大会の準備の状況を説明しました。

 志位氏は、二〇〇二年十月にベトナム共産党のマイン書記長と、不破議長とともに懇談した際、イラク戦争反対の立場が確認されたことに触れ、国連憲章にもとづき、平和な二十一世紀をつくるうえでも、両党の伝統的な協力関係をさらに発展させたいと述べました。

 ホアン氏は、国際情勢がどんなに変化しても両党の友好関係が発展していくことを希望すると述べました。

 懇談には日本共産党からは、西口光国際局長、田代忠利国際局次長、鈴木勝比古「しんぶん赤旗」外信部副部長らが、ベトナム側からは、チュー・トアン・カップ駐日ベトナム大使、ドアン・ゴク・カイン同参事官が同席しました。