2004年9月28日(火)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の志位和夫委員長は二十七日、内閣改造人事について記者団に感想を聞かれ、「新たな内閣の顔ぶれについて、特段、コメントすることはない」と表明。そのうえで、「小泉内閣の性格は、国民に『改革』の名で耐えがたい痛みを押しつけ、消費税増税への道を進める、憲法九条を改定し、戦争ができる国づくりに走るというもの。こういう性格は、(改造内閣になっても)変わらない」と指摘しました。
小泉内閣発足時から在職している閣僚が、竹中平蔵氏(経済財政・郵政民営化担当相)だけになっていることをあげ、「小泉首相が発足当初から言いつづけてきた『構造改革』という流れ―弱肉強食と規制緩和万能という世の中をつくっていくという筋は、はっきりしている」と指摘。「国民との矛盾はいよいよ深まるだろうし、危機も広がる。日本共産党は、小泉内閣に正面から対決し、国民の立場に立った論陣をはって、がんばりたい」とのべました。