2004年10月14日(木)「しんぶん赤旗」

志位委員長、質問に答える

イラク戦争、日歯連疑惑など

定例会見


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記者会見する志位和夫 委員長=13日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は十三日、国会内で定例の記者会見をおこない、記者団の質問にこたえました。

 「首相はマニュアル(手引書)を読むように繰り返すだけだが」。記者から、イラク戦争支持の過ちを認めず同じ答弁を繰り返す小泉純一郎首相について「政権が三年続いて反射作用のようになっているみたいだ」など率直な意見も交えた質問が出されました。

 「私もその通りだと思う」。志位氏はこうのべ「間違った判断をし、間違った口実で戦争を支持した問題を問われても、詭弁(きべん)で言い逃れし、それが政治責任として問題にされないならば日本の政治の大問題だ」と強調。志位氏がたつ十四日の衆院本会議の代表質問でただしたいとのべました。日歯連疑惑では「迂回(うかい)献金の規制について、企業・団体献金禁止を主張する共産党はどうみるのか」など突っ込んだ質問も飛び出しました。

 志位氏は「法案が出てくれば実効性があるか検討する」としたうえで、「一番実効があるのは、企業・団体献金の出どころ、元栓を締めることだ。この際、企業・団体献金の全面禁止にふみこむべきだと主張してこそ野党だ」とのべました。