2004年10月29日(金)「しんぶん赤旗 南関東版」

新潟の震災救援ともに

志位委員長がよびかけ


千葉 民主団体役員と懇談

医療、業者、農業、青年… 要求と運動交流

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千葉県内の民主団体役員から意見を聞く志位委員長(中央)=27日、千葉市民会館

 日本共産党の志位和夫委員長・衆院議員は二十七日夜、千葉市内で、医療や中小商工業、農業、女性、青年など各層各分野で要求実現の先頭に立つ十七の民主団体の役員三十人と懇談しました。新潟県中越地震の救援活動について、現地・長岡市に党の救援センターを立ち上げたことなどを報告し、「民主団体のみなさんと力をあわせ、実のある救援活動に取り組みたい」と決意を語りました。

 懇談は各団体の活動の現状や要求、党への要望などを直接聞き、今後の国会論戦や党の活動に生かしたいと開きました。

 各団体から、憲法改悪や消費税増税に反対する取り組みのほか、「相次ぐ医療や年金の改悪で患者の命が守れない」(民医連)、「高すぎる国民健康保険料が払えず県内の滞納世帯は全国でも最悪レベル」(社保協)、「月に百十時間残業しても三十時間分の残業代しかつかない青年もいる」(民青同盟)などの報告がありました。

 志位氏は各報告に熱心に耳を傾け、ときおり質問を交えながらメモを取っていました。

 最後に、志位氏は「国民の生存権を土足で踏みつける自民党政治の行き詰まりを痛感しました。それを延命させようとする『二大政党制づくりの動き』を打ち破り、国民に展望と希望を広げるたたかいと運動を広げていきましょう」と呼びかけました。

 懇談には、大森猛前衆院議員、谷ケ崎温県委員長、浅野ふみ子参院千葉選挙区候補、小松実県議団長らが同席しました。