2004年12月17日(金)「しんぶん赤旗」

現実政治と切り結ぶ共産党の値打ち

北朝鮮、国政、北九州市政

10人全員勝利へ

市議選演説会 志位委員長が訴え


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志位和夫委員長の訴えに聞き入る演説会参加者=16日、北九州市小倉北区

 参院選挙後初の大型市議選で各党が全国的に位置付けている北九州市議選(来年一月二十一日告示)で三期連続の十人全員勝利をめざし、日本共産党は十六日、志位和夫委員長を迎えた演説会を北九州市・九州厚生年金会館で開きました。

 大ホールを満員にした二千三百人の参加者が熱心に聞き入り、十人全員勝利への熱気があふれました。

 仁比聡平参院議員、田村貴昭衆院九州沖縄ブロック候補があいさつし、十人の市議選候補が決意をのべました。衆院福岡二区補選の山田博敏候補が紹介されました。

 志位委員長は、新たな重大局面を迎えた北朝鮮問題で、小泉首相との会談で提起した内容を報告するとともに、国政でも市政でも現実政治と切り結んで果たしている日本共産党の役割を、パネルや豊富なエピソードを使って、縦横に語りました。

 北九州市政では、具体例をあげながら、「十人の市議団は、税金のムダづかいをただし、議会になくてはならない監視役。国の悪政から市民のくらしを守るかけがえのない防波堤です。一人でも欠くことができません」と党市議団の値打ちを語り、全員勝利を訴えました。

 八幡東区から参加した女性(61)は「拉致問題で偽物の骨を渡した北朝鮮に怒りでいっぱいだ。志位さんがちゃんと交渉できる当事者を出させるように小泉首相に提起したのは、まさにその通りです」と感想を語りました。