2005年2月15日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

青年が展望もてる社会へ

――10年ぶりの再建祝う

民青同盟千葉西部地区委レセプション

日本共産党 志位委員長があいさつ


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地区委員会再建レセプションで志位氏(中央)を囲む青年たち=13日、船橋市

 千葉県の日本民主青年同盟(民青同盟)西部地区委員会の再建を祝うレセプションが十三日、船橋市のフローラ西船で開かれました。

 十年ぶりの再建を祝おうと、約八十人が集まり、日本共産党の志位和夫委員長も祝福にかけつけました。

 同地区委員会は昨年十二月に再建されました。再建に向けて、民青同盟の青年たちは毎週宣伝をつづけ、千人を超える青年と対話してきました。

 新地区委員長になった成澤洋介さん(28)は「あったかくて大きく、みんなから頼られる地区委員会にして、青年たちが展望の持てる社会をつくるために頑張ります」とあいさつしました。

 再建に向けて支援してきた日本共産党西部地区の仁木利則委員長は「ベテランと青年が一体となり社会変革をすすめていこう」と激励し、「うたごえライブハウス ゴリ」の“ゴリさん”が歌を披露。世代を超えた和やかな交流が行われました。

 参加した川崎忠治さん(83)は「青年の元気な姿にとても励まされ、私も日本の未来のために頑張らなければと思ったよ」と話しました。

 民青同盟に入って一年という若月糸織さん(21)は「きょうの盛りあがりに負けないよう、仲間を大切にしてがんばりたい」とのべました。

 レセプションには、日本共産党の丸山慎一県議や地元市議団も参加しました。

“3つの魅力”輝かせ発展を

志位委員長の祝福と期待の言葉(要旨)

 日本共産党の志位和夫委員長は十三日、千葉県の日本民主青年同盟(民青同盟)西部地区委員会の再建レセプションに出席し、祝福と期待の言葉をのべました。その要旨を紹介します。

 民青同盟の運動を大きくさせるためには、活動に魅力があり、多くの人たちに、その輝きが実感として伝わることが大切です。

 新しくつくられた地区委員会を拠点に、みなさんが“三つの魅力”を輝かせて発展していくことを期待します。

 一つめは“たたかう魅力”です。青年はいつの時代も社会の不正義を見過ごさず、社会変革の先頭にたってきました。たたかう民青同盟として、多くの仲間を増やしてほしい。

 二つめは“知的魅力”です。日本と世界の動きを深いところからつかむには“科学の目”、(日本共産党の)“綱領の目”が必要です。

 二十一世紀は、かつてのようにひと握りの大国が世界を牛耳った時代ではない。世界の大多数の国々と人々が世界を動かす時代へと変わっています。

 世界の見晴らしは良くなり、科学的社会主義の値打ちは輝きを増してます。大いに勉強し、社会を“科学の目”で見る力を養い、“知的魅力”でも青年のリーダーになってほしい。

 三つめは“人間的連帯の魅力”です。

 民青同盟は多くの人々の幸福―社会進歩のために活動する組織です。そういう組織の一員でこそ、個人の自由と幸福、成長も可能になります。そして本当の友だちも見つかる。生涯の伴りょも見つかるかもしれません。

 民青同盟は、本来、こういう素晴らしい組織です。“三つの魅力”を輝かせ、大きな組織に発展してほしい。民主連合政府をつくるという大目標めざして、いっしょに頑張りましょう。