2005年4月4日(月)「しんぶん赤旗」

「いま日本に野党が必要です」

衆院宮城2区補選 志位委員長が訴え

「自民、民主では平和守れない」 聴衆1500人

仙台


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志位委員長らの訴えに拍手を送る参加者たち=3日、仙台市

 日本共産党宮城県委員会は三日、JR仙台駅近くで志位和夫委員長を迎えて街頭演説を行い、千五百人の聴衆が聞き入りました。

 仙台では、民主党議員の辞職に伴う衆院宮城2区補選が十二日に告示(二十四日投票)されます。日本共産党から県常任委員の五島平氏(54)が立候補を表明。民主党が擁立する女性大学院生、自民党県議、自民党を離党した県議、社民党県連副幹事長の新人五人の争いです。

 駅からのびるデッキ上は演説を聞く人々が鈴なりに。志位委員長のパネルも示しながらの話に「そうだ」とかけ声がかかり、買い物客や就職活動中という学生などが足を止めて耳を傾けていました。

 志位委員長が「いま日本には野党が必要です。日本共産党は野党の旗を高く掲げて頑張りぬく」とのべると、拍手とともに「頑張れー」と歓声がわきました。

 五島候補は「私の名には日本列島を平和にという意味が込められている。憲法九条を守り生かすことこそ平和のよりどころ」と決意をのべました。

 泉区の柴田勲さん(67)は「志位さんの話で民主党や自民党では平和は守れないとつくづく感じました」。日本共産党の演説を初めて聞いたという宮城野区の船渡恵李佳さん(34)は「企業がもうかっても個人の暮らしはよくならない仕組みを分かりやすく聞かせてもらえてよかった」と話していました。