2005年6月16日付「しんぶん赤旗」に掲載

都議選

論戦で党の値打ちきわだつ

有権者に訴え届けきろう

共産党 候補者会議開く


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志位和夫委員長の報告を聞く都議選候補者=15日、党本部

 日本共産党東京都委員会は十五日、東京都議選(二十四日告示、七月三日投票)に向け、公認候補を集めた会議を党本部で開きました。志位和夫委員長が出席し、「論戦を通じて、党の値打ちが鮮明になっている。残り二週間半の奮闘で、東京のすべての有権者に訴えをとどけきり、必ず勝利をつかみとりましょう」とのべました。

 同会議は都議選告示前に候補者の経験を交流し、要望をきくことを目的としたものです。若林義春都委員長、中央委員会から志位氏、浜野忠夫副委員長、大幡基夫選対局長らが出席しました。

 志位氏が発言し、これまでの論戦で日本共産党がどの分野でも攻勢に立ち、共産党の値打ちと役割が鮮明となった「分かりやすい選挙状況」が生まれていると指摘。小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題、国政での「オール与党」化の問題、石原慎太郎都知事の強権的都政運営の問題、都議会の実態に反して民主党が“野党ポーズ”をとっている問題など、熱い焦点となっているいくつかの問題についてのべ、「論戦に大いに自信と確信をもち、力をあわせて最後までがんばりぬきましょう」とのべました。

 候補者からは、公開討論会で都政を語れない「オール与党」候補者と切り結び、日本共産党の値打ちが浮き彫りになった経験がこもごも報告されました。なかには、公開討論会で豪華海外視察の弁明にまわる他党候補に実態をつきつけると沈黙してしまった経験や、討論会後に、他党候補者から「庶民の立場に立つのは共産党だね」と声をかけられた経験も。候補者自身が靖国神社を訪れて実態に触れ、小集会などで「自分の言葉」で歴史問題を語り、共感と確信を広げている経験も報告されました。

 最後に、志位氏が発言。出された質問や要望にこたえるとともに、「全党的な支援など、中央としても勝利のためにやるべき手だてをとりつくします」と決意をのべました。