2005年6月26日付「しんぶん赤旗」に掲載

生活者ネット

都政の「チェック」いうなら、なぜ知事問責に反対か

志位委員長が批判


 日本共産党の志位和夫委員長は二十五日、日本共産党対「オール与党」の対決となっている東京都議選での演説で、選挙戦になって“野党ポーズ”を押し出してきた生活者ネットの姿勢を批判しました。

 生活者ネットの代表委員は、二十四日の告示日の演説で「知事のトップダウンの政治手法、側近政治が都政を混乱させている」「しっかりチェックする議員を増やすのが大切」とのべています。

 志位氏は、浜渦副知事の問題で日本共産党が提出した石原知事の問責決議案に、生活者ネットを含む「オール与党」が反対したことを指摘。浜渦問題で都民の六割が知事に責任があるとしている世論調査も示しながら、「知事のトップダウンの側近政治の責任を問うというのなら、なぜネットのみなさんは、石原知事の問責決議案に反対したのか。反対しておきながら、『チェックする議員が必要』といっても、選挙向けのパフォーマンスにすぎません」と批判。聴衆からは拍手とともに「そうだ」の声があがりました。