2005年7月4日(月)「しんぶん赤旗」

東京都議選の結果について

志位委員長が会見


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(写真)都議選の開票結果について記者会見する志位和夫委員長(左)と、市田忠義書記局長=3日、東京・渋谷区、日本共産党東京都委員会

 日本共産党の志位和夫委員長は三日夜、東京都委員会で記者会見し、東京都議選の結果について次のように述べました。

 一、わが党を支持してくださった多くの都民のみなさん、奮闘してくださった支持者、後援会員、党員のみなさんに、心からの感謝をもうしあげます。

 一、わが党は、この選挙で、「オール与党」か日本共産党かの選択を訴えてたたかいました。また暮らしと福祉の充実、無駄づかいの一掃、平和と民主主義をまもるなどの政策的訴えをおこないました。

 私たちの政策論戦は、都民の願いにかなったものだったと確信しています。新しい都議会で、公約実現のために全力をあげる決意です。

 一、今回の都議選は、前回の都議選からの四年の間に、二つの国政選挙がおこなわれ、政党間の力関係が大きく変化したもとでのたたかいでした。わが党の首都・東京での得票率は、二〇〇三年の総選挙の比例代表選挙で9・3%、二〇〇四年の参院選の比例代表選挙で9・4%まで押し込まれました。

 そういう条件のもとでのたたかいで、現有十五議席を確保できなかったものの、二人区の文京区と日野市のたたかいで勝利をかちとり、十三議席を獲得したことは、重要な成果だと考えます。また、得票率で10%台を回復したと思われることは、今後の前進への一つの足がかりとなる結果となったと思います。

 一、都議選の結果について、内外の方々のご意見に耳を傾け、多面的な教訓を学び取り、今後の前進の糧としていきます。