2005年6月30日付「しんぶん赤旗」に掲載

福祉第一の都政 取り戻そう

葛飾・豊島・文京・中野で 志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は二十九日、都議選(七月三日投票)の応援で、葛飾区(定数四)の高橋信夫、豊島区(定数三)の渡辺くみ子、文京区(定数二)の小竹ひろ子、中野区(定数四)の植木こうじ各候補押し上げのため、都内を終日駆けめぐりました。

 葛飾区では宣伝カーのデッキから高橋候補とともに手を振って支持を訴え、区役所前など三カ所で演説。豊島区では買い物客でにぎわう地蔵通り商店街を練り歩きながら三カ所で、文京区では地元商店街二カ所で訴え、中野区ではJR中野駅前で七百人を超える聴衆となりました。

 「大増税をたくらむ自公民、『福祉はぜいたく』といって削りに削ってきた『オール与党』に未来はたくせない。日本共産党への一票で、暮らしと福祉第一の都政を取り戻そうではありませんか」。志位氏の訴えに、どこでも共感の拍手がわきおこりました。

 中野駅前では、サラリーマン増税の話に仕事帰りのサラリーマンが足を止め、演説を聞いていく姿も見られました。

 葛飾区の青戸で演説を聞いた吉田マリエさん(71)は「十年前まで母を介護していましたが、当時は老人医療費は無料、介護手当もあって助かっていました。いま寝たきりの家族を抱えている人は本当に苦労されています」と話し、共産党の前進に期待を寄せました。

 中野区の看護師、笹本澄子さん(23)は「石原知事の女性蔑視(べっし)発言を、共産党以外どの党も批判しなかったなんて驚きです。海外視察も共産党以外は誰も問題にしない。共産党の一議席の重みを感じました」と語りました。