2005年8月5日(金)「しんぶん赤旗」

共産党が衆院候補発表

比例35氏(1次2次) 小選挙区240氏(1次)

総選挙で反転攻勢めざす


 日本共産党の志位和夫委員長は四日、国会内で記者会見し、衆院比例代表予定候補者の第二次分十五人と、衆院小選挙区予定候補者の第一次分二百四十人を発表、解散・総選挙にのぞむ基本姿勢を明らかにしました。比例候補は、すでに発表している第一次分とあわせ、三十五人(うち小選挙区との重複立候補は十九人)となります。


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(写真)衆院選候補者を発表する志位和夫委員長(右)、大幡基夫選対局長=4日、国会内

■志位委員長が会見

 志位氏は、比例代表での目標を「すべてのブロックで議席を獲得し、増やすことをはじめ、議席と得票の前進をめざし奮闘する」と強調。小選挙区の候補者擁立については、「今回の緊急の事態にそくして、直面する選挙に勝つために、全選挙区での立候補をめざし、最大限の擁立をはかるという方針」だとのべ、引き続き擁立に努力するとのべました。

 志位氏は、解散・総選挙にさいしては、反転攻勢の絶好の機会ととらえ、必ず前進・勝利をかちとる決意を表明しました。

 その上で、今日の自民党政治のゆきづまりは、自民、民主の「二大政党」のどちらが勝っても打開することはできず、「自民党政治ときちんと対決できる野党が力をのばしてこそ、国民の利益に立って、政治の閉塞(へいそく)状況を打開し、希望がもてる新しい政治局面への道を開くことができる」と強調しました。

 また、選挙戦での具体的な訴えとして、「野党である日本共産党が、現実の政治の上で、また国民の利益と生活にとってどういう役割を果たすのかを責任をもって明らかにすることが重要だ」とのべ、「野党としての公約」を打ち出し、それを前面に立ててたたかう構えを明らかにしました。

 会見には、大幡基夫選対局長が同席しました。


■比例2次分15氏

 各ブロックの比例候補二次分十五人は次の通りです。(敬称略)

 【北海道】渡辺  紫(新)

 【東 北】五島  平(新)

 【北関東】元山佳与子(新)

 【東 京】笠井  亮(新) 田村 智子(新)

 【南関東】浅野 史子(新) 花田  仁(新)

 【北陸信越】川俣幸雄(新)

 【東 海】加藤 隆雄(新)

 【近 畿】川内  卓(新) 下角  力(新) 中野 明美(新)

 【中 国】藤本 聡志(新)

 【四 国】林  紀子(新)

 【九州・沖縄】西村貴恵子(新)