2005年9月11日付「しんぶん赤旗」

きょう投票

「たしかな野党」の前進で政治変えよう

「憲法を守るに賛成。初めて共産党に」

志位委員長 神奈川、千葉で最後の訴え


 総選挙(十一日投票)最終日の十日、日本共産党の志位和夫委員長・比例南関東ブロック候補は神奈川、千葉の両県を駆けめぐり、「南関東ブロックは一票をあらそう大激戦。私の議席の確保とともに、一人でも多くの議席を獲得できるよう、大きな支持を」と気迫を込めて訴えました。


 神奈川で志位氏は、大森たけし比例候補と宣伝カー後方のデッキに乗って、横浜市の上大岡駅前、弘明寺商店街入口、JR関内駅北口、JR桜木町駅前で街頭演説。集まった聴衆と握手を交わし、手を振って声援に応えました。千葉県へ移動し、JR新浦安駅前、JR船橋駅北口で演説し、JR津田沼駅前で浅野ふみ子比例候補と「最後の訴え」をしました。

 志位氏は、「この選挙では『改革』という言葉がはやっているが、どの党の改革が国民の立場に立っているか見極めてほしい」と訴え。郵政民営化や庶民大増税、憲法改悪を推進する自民・民主の「二大政党」を批判し、「どの問題でも日本共産党の立場は一番『たしか』です。たしかな野党の前進で、明るい日本の展望をひらこう」と力を込めました。

 大森候補は「平和憲法を守れ、庶民大増税を許すなの声を、党派を超えて日本共産党へ」と訴え。浅野候補も党躍進のため、最後まで全力をあげる決意をのべました。

 熱心に聞き入っていた八重垣恵さん(32)=横浜市南区=は「民主党が『増税反対』を言い出したのには私もびっくり。最初から増税反対を主張し、私が一番気にしている憲法をしっかり守るという共産党に賛成です」と話します。

 横浜に遊びにきていたOL(28)=川崎市高津区=は「アメリカいいなりに憲法を変えてはいけないと思う。共産党が頑張って九条を守ってほしい」と拍手を送り、友人(28)=横浜市栄区=も「志位さんの話は、私たちにやさしい感じがした。『たしかな野党が必要』という訴えも納得です。初めて共産党に入れます」と、志位氏と握手を交わしていました。

 横浜市西区の党藤棚支部の町田民子さん(58)は「志位さんの話で元気がでました。支部でも一丸となって、対話と支持拡大に全力をあげています。明日の投票箱が閉まるまで頑張りたい」と話していました。