2006年3月26日(日)「しんぶん赤旗」

京都府知事選

冷たい山田官僚府政

衣笠さんで「あったか府政」へ

志位委員長が訴え


 四月九日投票の京都府知事選で、日本共産党の志位和夫委員長は二十五日夕、「民主府政の会」の衣笠洋子候補の応援にかけつけ、京都市の四条河原町で五千人を前に、「冷たい官僚府政から、衣笠さんで『あったか府政』への転換を」と訴えました。

 衣笠候補は、子育て、福祉・医療、伝統地場産業応援の政策をのべ、「府民の税金を命と暮らしを守るために使うことを約束します」と強調。憲法九条を守る決意を訴え、「四月九日、住民パワーで、暮らしに春を呼び込む府政、憲法九条守れの声を発信する府政を、ご一緒に築きましょう」とよびかけました。

 志位委員長は、京都府政について、(1)立場の弱い人を痛めつける(2)府民の声に耳を閉ざす(3)国の悪政を押しつける総務省「京都出張所」(4)伝統産業を壊し、大企業に大盤振る舞い――という山田啓二知事の「冷たさ四点セット」を告発。暮らしへの冷たさが、憲法九条を壊す平和への挑戦と結びついていることを明らかにし、「平和・暮らしの願いを合流させ、冷たい官僚府政から、衣笠さんで『あったか府政』に転換させよう」とよびかけました。

 渡辺輝人弁護士は、「日本が軍事大国化していくのが心配です。国の暴走に地方から歯止めをかけるのは知事の大切な資質。だからこそ平和の問題に敏感で、国に屈せず府民の真の安全を守る勇気を持つ人に知事になってほしい」と訴えました。