2006年10月12日(木)「しんぶん赤旗」

沖縄県知事選 糸数さん励ます集い

必ず勝ち新基地止める

志位委員長ら野党代表が決意


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(写真)沖縄県知事選挙に出馬する糸数けいこさん(右)を激励する 志位和夫委員長=11日、東京・千代田区、スクワール麹町

 米軍新基地建設を許すかどうかが最大争点の沖縄県知事選(十一月二日告示、十九日投票)に立候補する糸数けいこ氏を励ます集いが十一日夜、都内で開かれました。日本共産党の志位和夫委員長、民主党の鳩山由紀夫幹事長、社民党の福島瑞穂党首、新党日本の田中康夫代表や多数の国会議員、労組代表、市民が参加し、団結と勝利を誓い合いました。

 激励のあいさつにたった志位委員長は、「知事選の争点はずばり新基地建設を許すかどうかにある」と述べ、「沖縄県民、日本の未来にとってたいへん大事な選挙」と強調。「五つの党がしっかりとした政策協定を結んで、基地のない沖縄を目指そう、新基地建設は絶対に許さないという共闘態勢が出来た。これをしっかり固め、県民に声をとどけきれば必ず勝利できる。日本共産党も全力をあげます」と述べました。

 同時に「糸数さんが勝てば米軍再編にストップがかかる。それだけに相手側も必死です。われわれも必死になって糸数さんを支え、必ず勝利しよう」と訴えました。

 鳩山氏は、キャンプシュワブ沿岸部への新基地建設案を「欺まん」と批判し、知事選勝利に「民主党として最善を尽くす」と述べました。

 福島氏は、「八年ぶりに県政を奪還し、沖縄から日本の政治を変えていこう」と訴えました。

 最後に決意表明に立った糸数氏は、県民の75%がキャンプシュワブ沿岸部へのV字形滑走路の新基地建設に反対しているのに、明確な態度を示せない稲嶺県政を批判。「県民は(日本にある)米軍基地の75%をおしつけられ、憲法で保障された生存権を踏みにじられてきた。これ以上基地をつくらせない、基地を五十年、百年先まで負の遺産として受け継がせないために立候補を決意した」と述べ、「県民の声を後ろ盾に、日米両政府とたたかっていきたい」と訴えました。