2006年10月21日付「しんぶん赤旗」

衆院2補選あす投票

日本共産党への一票こそくらし・平和・民主主義の願い生きる

大阪9区 志位委員長が応援

志位氏きょう神奈川16区へ


 安倍政権発足後、最初の審判となる衆院神奈川16区、大阪9区の補欠選挙は二十二日投票を迎えます。両選挙区とも日本共産党、自民党、民主党の三党の候補が激しい選挙戦を展開。日本共産党の笠木たかし(神奈川16区)、藤木くにあき(大阪9区)両候補は二十日、終日選挙区内をかけめぐり、支持を訴えました。

 日本共産党の志位和夫委員長は同日夕、大阪の阪急茨木市駅前で約千七百人を前に藤木候補とともに演説を行い、「日本共産党の一票こそ、くらし、平和、民主主義を守る願いが必ず生きる一票になります」と呼びかけました。

 同区は藤木候補と自民党の原田憲治氏、民主党の大谷信盛氏の争いです。最終盤、各陣営とも党首を先頭に総力戦をくりひろげています。

 この日、「庶民増税許さない」「憲法・教育基本法を守る」との横断幕やのぼり旗が掲げられるなか、藤木候補は「国政で人間らしい働くルールをつくり、庶民増税を中止にしたい。憲法と教育基本法を守りたい」と力説。松下プラズマディスプレイの偽装請負を告発した吉岡力さんは、弁護士として労働者の権利を守ってたたかってきた藤木候補への支持を呼びかけました。

 志位委員長は、日本共産党への一票の値打ちについて(1)格差をただす(2)平和と憲法を守る(3)子どもの未来と教育基本法を守る(4)乱脈・不公正な同和行政を終結させると四つの値打ちを力説。「日本共産党への一票こそ、格差をただし、憲法と教育基本法を守り、乱脈・不公正な同和行政を終わらせる願いが生きる一票です。勝利をめざし最後までご支持を広げにひろげてください」と訴えました。

 箕面市の主婦(50)は「世の中が軍事優先の道に進んでいるように感じます。生活も苦しい。私たちの声を生かしてくれるのは共産党だけです。がんばってほしい」と話していました。

 志位委員長は二十一日には神奈川に入り、三カ所で街頭演説を行います。