2006年11月16日付「しんぶん赤旗」に掲載

糸数さんの勝利で“基地のない沖縄”築こう

大激戦の沖縄知事選 志位委員長が訴え


 最終盤に突入した沖縄県知事選(十九日投票)で十五日、日本共産党の志位和夫委員長が再び沖縄入りし、那覇市の街頭で、県政野党五党が推薦する糸数けいこ候補の必勝を訴えました。千五百人の聴衆が集まり、「なんとしても糸数さんを知事に押し上げよう」との熱気に包まれました。

 志位氏は「糸数さんが猛追しています。支持の輪を広げに広げぬいて必ず勝利をつかみましょう」とよびかけました。

 一方、「相手陣営も必死です」として、糸数候補への事実に反する個人攻撃までしかけていることに反撃し、「ユクサー(うそつき)自・公連合に負けるわけにはいかない」と力を込めました。

 選挙の二つの争点――「新基地押しつけ」「暮らし・福祉・経済」のどちらの問題でも「県民の願いにこたえられるのは糸数さんだとはっきりした」と、自・公陣営の言動と対比してくわしく解明しました。五十年先、百年先の沖縄と日本の未来がかかった知事選であり、沖縄がイラク戦争の拠点にされたことをみても糸数さんの勝利は世界平和への貢献になると力説。「“糸数知事”の誕生で、基地のない沖縄への島ぐるみのたたかいを起こそう。沖縄から世界に向けてすばらしい平和のメッセージを発信しよう」とよびかけると、聴衆が指笛、大きな拍手でこたえました。

 連日の遊説を元気に続ける糸数候補は、「選挙は子や孫に基地の負の遺産を渡さない選択をする最大のチャンスです。私は戦争につながるすべてのものに反対します。平和産業である観光を軸に地場産業を大きく発展させます」と力をこめて訴えました。島袋宗康選対本部長(元参院議員)、新垣繁信・沖縄統一連代表幹事、宮城常和県労連議長代行も訴えました。