2006年11月28日(火)「しんぶん赤旗」

香港駐東京代表部首席代表と志位委員長が懇談


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(写真)懇談するジェニー・チョック首席代表(右)と志位和夫委員長(左)=27日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は二十七日、党本部を訪れた中国・香港特別行政区政府の駐東京経済貿易代表部のジェニー・チョック(祝彭婉儀)首席代表と懇談しました。

 チョック首席代表は、今年二月に着任して以来すすめている活動と同代表部の役割について説明し、日本と香港との関係をいっそう強化したいとの希望を表明しました。

 志位委員長は、高度な技術と経済水準をもつ香港と、市場経済を通じた社会主義をめざす中国本土の双方が、「一国二制度」のもとで、「相互作用」によって前向きに発展することへの期待を表明しました。

 チョック首席代表は、志位氏の期待に感謝を表明。中国本土と香港の経済的一体化は、双方に利益をもたらすとのべました。また、一九九七年の香港返還以降、中国は旧宗主国・英国との取り決めにもとづき、外交と防衛を除く香港の自治を認めていると説明。経済力とともに、政治的にも安定している香港は、投資先として重視されていると強調しました。

 志位氏は、歴史問題の解決や東アジアの平和の共同体づくりをめざす日本共産党の立場について説明しました。チョック氏は、いずれも重要なことだと指摘するとともに、今後、日本共産党との関係を強め、日本との経済関係をいっそう発展させたいとのべるなど、和やかに意見交換を終えました。

 懇談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長、笠井亮国際局次長が、同代表部から陳淑華代表、羅?按次席代表、大川節子総務官が同席しました。