2006年11月30日(木)「しんぶん赤旗」

糸数氏が党本部訪問

志位委員長・市田書記局長と懇談


 沖縄県知事選(十九日投・開票)で日本共産党を含む野党五党の推薦候補として大健闘した糸数慶子氏が二十九日、日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長、市田忠義書記局長と懇談しました。

 志位、市田両氏は、支援へのお礼をのべた糸数氏にたいし、大奮闘をねぎらいながら握手を交わしました。

 事実上の一騎打ちのたたかいで自公候補に約三万七千票差に迫る三十一万票を獲得した糸数氏は、「(出馬表明から投票まで)短期間でしたが、新基地建設反対、観光とものづくりの発展、中小企業支援の政策に大きな支援をいただきました。あらためて運動を展開していきたい」と語りました。

 志位氏は、「糸数さんの訴えは県民の心に響き、無党派層の支持は相手を大きく上回りました。三十一万票は新基地反対の県民の意思を示したものです」「基地を争点にすることを避け、力ずくで選挙を乗り切った自公陣営の今後の基地問題の対応は簡単ではないと思います」とのべ、糸数氏の健闘は、基地のない沖縄をめざす次のたたかいの出発点になるものだと強調しました。

 糸数氏の訪問には、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員・沖縄県委員長が同席しました。