2007年1月16日(火)「しんぶん赤旗」

ベトナム訪問―12年余にわたり果たされなかった宿題

志位委員長インタビュー掲載

ベトナム紙 トゥオイチェ


 【ホーチミン市=鈴木勝比古】ベトナムの日刊紙トゥオイチェ(若者の意)十五日付は、「ベトナム訪問―十二年余にわたり果たされなかった宿題」との見出しで日本共産党の志位和夫委員長への単独インタビューを掲載しました。同紙はホーチミン共産主義青年同盟ホーチミン市組織の新聞でベトナム最多の四十万部を発行しています。

 記事は冒頭で、志位委員長の次のような言葉を伝えています。「私は侵略とたたかっていた時代のベトナムの姿をいつも思い描いていました。この目で直接、見たとき、想像以上に美しい姿を見ました」

 次いで、志位委員長がベトナムとのかかわりについて次のように語ったと伝えました。「一九九四年にダオ・ズイ・トゥン政治局員を団長とするベトナム共産党代表団が日本共産党を訪問した。ベトナムが開始したばかりのドイモイの事業について会談した時、友人たちは私にベトナムを訪問するよう招待した。その時からベトナム訪問はいつも私の願望であり、客観的な理由によって果たされなかった十二年余にわたる宿題となった」

 さらに「志位氏は、ベトナムのドイモイの事業の成果とベトナムが国際舞台の地位を高めているのを見て、心の底からたいへんうれしく思ったと語った」と記しています。

 同紙は、志位委員長がハノイでノン・ドク・マイン書記長、グエン・タン・ズン首相と会談したあと、三百人の学生たちと交流したことを紹介。「学生たちの生き生きとした雰囲気、彼らの未来への夢、目の輝き、彼らの熱意が志位氏に多くの感激を与えた」と述べています。

 記事は、「彼はベトナムの青年たちに強い印象を持った。彼らは楽観的であり、未来を信じている。だから彼らの顔は輝いていた。彼は次のように結論した―ベトナムの未来はこのような学生たちとともに光り輝いている」と結ばれています。