2007年3月23日(金)「しんぶん赤旗」

正体見えた「オール与党」

党首首都第一声 共産のみ


 十三都道県知事選が告示された二十二日、各政党党首のなかで、全国注視の東京都知事選で第一声をあげたのは、日本共産党の志位和夫委員長だけでした。

 自民、民主、公明、社民の各党代表や幹部は、北海道に集中。「日本で一番日が早くのぼるところと思って駆けつけた」(太田氏)などと苦しい説明をしていました。安倍晋三首相や民主党の小沢一郎代表は、第一声さえ行いませんでした。

 各党党首が出なかったり、全国が注目する東京で第一声をあげられなかったのは、「オール与党」で地方から「逆立ち」政治をすすめてきたつけです。志位氏が第一声で指摘したように「『オール与党』政治が東京でもだんだん衰退し、破たんに向かっていることの証拠」です。

相互応援

自民支援・都知事

民主支援・神奈川知事

 十三都道県知事選が告示された二十二日、石原慎太郎東京都知事は神奈川入りし、松沢成文神奈川県知事の応援演説に立ち、松沢知事も東京入りして、石原知事を応援しました。

 日本共産党の志位和夫委員長は同日夕、横浜市内でおこなった演説で、石原、松沢両知事の“相互応援”をとりあげ、「石原知事を東京で支援しているのは自民党。松沢知事を神奈川で支援しているのは民主党。自民党も民主党も『オール与党』で変わらない」とズバリ指摘。「自民、民主両党は一心同体。融合しあっています。そういう実態を石原知事、松沢知事当人が証明したのではないでしょうか」とのべ、大きな拍手につつまれました。