2007年4月2日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

憲法守る安心な神奈川に

教育リストラ市政変える

志位委員長ら勝利訴え


横浜

上大岡駅前

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(写真)志位委員長の応援を受けて訴える各候補=1日、横浜市港南区

 いっせい地方選前半戦(八日投票)で暮らしの守り手である日本共産党の議席を伸ばそうと一日、志位和夫委員長を迎えた街頭演説が横浜市の京急上大岡駅前で行われ、千二百人が訴えに耳を傾けました。

 志位委員長から、「県民の声を聞く現場主義と解決するまで取り組む粘り強さ」で高校統廃合による定員不足問題について緊急に交渉し、新年度分九百三十人の入学定員枠増を実現させるなど県民に欠かせない「宝の議席」と紹介された、みわ智恵美県議候補(横浜市港南区)は、知事と共産党を除く「オール与党」が一緒になって高校統廃合を進めた結果が全国最低に落ち込んだ進学率だと指摘。「教育をリストラの対象にして子どもたちを苦しめる人たちに県政をまかせることはできません」と力強く訴え、大きな拍手と声援が飛びました。

 みわ候補は、初当選した八年前と比べ高校奨学金の予算を一億三千万円から新年度予算で十四億円と十倍に増やしてきた実績などを紹介し、「くらしを守り、神奈川の未来を支える子どもたちのために働く県議を」と支持を呼びかけました。

 関美恵子市議候補(港南区)は「中田市政が五年間で奪った、福祉で四百億円、教育で二百億円の予算をとりもどします」とのべ、あらき由美子市議候補(南区)はろう学校の生徒も利用していた市バス路線を奪う冷たい市政と対決し、市バス存続を訴えました。

 湯川みわ子県議候補(南区)、畑野良弘(中区)、なかいえ治子(磯子区)、田村キミ子(金沢区)の各市議候補が訴え、はたの君枝参院神奈川選挙区候補(前参院議員)も参加しました。

 演説を聞いていた利光弘子さん(72)=同市南区=は「大企業には税金を免除して、市民には増税で苦しめている『オール与党』にたいし、庶民のことを訴えているのは共産党だけ。まわりに支持を広げます」と話していました。

川崎

溝の口駅前

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(写真)志位委員長とともに声援にこたえる各候補=1日、川崎市の溝の口駅前

 川崎市高津区の溝の口駅前で一日、日本共産党の志位和夫委員長の応援を受けた小林のりはる県議候補(中原区)と、市古てるみ(同)、おおば裕子(同)、石田和子(高津区)、かもした元(同)、石川けんじ(宮前区)、井口まみ(多摩区)、斉藤たかし(同)、かつまたみつえ(麻生区)の各市議候補は、支持の輪を広げてほしいと力強く呼びかけました。

 「ビジネスホテル建設より保育園・特養ホーム増設を」などとかかれた横断幕がかかげられ、通りがかりの市民や買い物客が足をとめ、約千五百人の聴衆となりました。

 平和ですみよい神奈川民主県政をつくる会の、かもい洋子知事候補は、「憲法を守り、安心してくらせる、緑と自然豊かな神奈川をつくる」と表明。小林候補は、希望しても高校にいけない子どもを出している松沢県政を厳しく批判し、「子どもたちに冷たい県政をなんとしても変えましょう」と呼びかけました。

 各市議候補は、「老後安心の川崎をつくる」(市古候補)、「すべての学年に三十人学級の実現を」(おおば候補)、「子育て安心の川崎をつくる」(石田候補)、「青年の声をまっすぐ届ける」(かもした候補)、「商店街、中小企業のみなさんの思いを議会に」(石川候補)、「弱者のみなさんが安心して暮らせる街を」(井口候補)、「戦争推進勢力に負けるわけにはいかない」(斉藤氏)、「緑と農業を守るために全力をあげる」(かつまた候補)などと訴えました

 はたの君枝参院選挙区候補も、応援にかけつけました。