2007年4月19日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

一日一日が勝負 話せば広がる

浦安市 増収31億円福祉に

志位委員長が3氏勝利へ訴え


 三十七人の候補者が二十一の定数をめぐりしのぎを削る千葉県浦安市議選。二人に一人近くが議席に届かない激烈な選挙戦で、日本共産党の三議席確保に奮闘する井原めぐみ(58)=現=、元木美奈子(57)=現=、みせ麻里(41)=新=の三候補は十八日、志位和夫委員長の応援を受け、東西線浦安駅前などで公約を訴えました。


 志位委員長に「出身の北海道でも浦安でも、乳幼児医療費無料化実現にがんばり、北海道の福祉公社では、お年寄りの介護に夜中でも駆けつけがんばってきた」と紹介された、みせ麻里候補は、「この四年間で増税や市民負担増などで増収となった三十一億円は、子どもの医療費助成を中学校卒業まで拡充し、国民健康保険税の一世帯一万円引き下げなど、子育てや福祉第一に使わせます」と決意を語りました。

 「四年間の発言回数千七百五十回で段トツ」と紹介された井原めぐみ候補は「インターネットカフェで三日間水しか飲まず、日本共産党事務所に助けを求めてきた青年がいます。若者がぼろ雑巾のように使われることがあってよいはずがありません。私は、若者の就労支援を進めます」と力強く訴えました。

 「市内に養護学校がなく、中学卒業後、一時間半もかけ市川市まで通わなければならない障害児の問題で、浦安に分校をつくろうと粘り強く要求し、設置を求める意見書をとうとう議会で可決させた」と紹介を受けた元木美奈子候補は、「市は学童保育料を五千円引き上げることをたくらんでいます。税金の使い方を暮らしや福祉第一の市にするため、全力をつくします」と公約をのべました。

 選挙戦には、県議選の最中に「共産党は口だけで実績なし」などと、反共攻撃した松崎秀樹市長が影響力の拡大をめざし新人を次々擁立したほか、これまで議席のない民主党から推薦を含め二人が立候補しています。

 議会視察中のセクハラ事件で一人が辞職した公明党は、新人擁立で三議席復活をねらい、告示前から日本共産党の宣伝活動を執拗(しつよう)に妨害しています。

 日本共産党の支部と後援会は「日本共産党への攻撃は、自分たちの悪政をごまかす卑劣な攻撃。絶対負けられない」と、ビラ配布、電話などによる支持拡大、後援会員へのニュース届けなどに全力をあげています。