2007年4月19日付「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長が十八日、故伊藤一長市長の遺族に送った弔電は次のとおりです。
伊藤市長の回復を願っておりましたが、痛ましい結果となり、残念でなりません。ご遺族のみなさまに心からのお悔やみを申し上げます。
長崎の平和式典にうかがったさい、「核兵器のない世界」を願うメッセージをのべられた伊藤市長の姿を思い起こします。それは唯一の被爆国の被爆地の市長にふさわしい、心にしみる力をもつものでした。
市長の命を奪ったテロ行為は、わが国の自由と民主主義にたいする最も狂暴な攻撃であり、わけても選挙期間中の候補者にたいするテロ行為は、民主政治の根幹を危うくするものであり、絶対に許されるものではありません。自由な言論を暴力によって封殺する社会にしてはならないとの決意をのべ、お別れのごあいさつといたします。
日本共産党幹部会委員長 志位 和夫