2007年4月7日付「しんぶん赤旗」に掲載

「逆立ち」政治ただそう

横浜・川崎で志位委員長


 「最終盤、最後の最後までがんばった陣営が勝利できます。支持を広げに広げるスピードに勝負がかかっています。どうか絶大なるご支援を」

 日本共産党の志位和夫委員長は六日、川崎、横浜両市をかけめぐり、神奈川県議選、両市議選勝利に向け五カ所で合計二千六百五十人の聴衆に訴えました。

 志位氏は、三つの願い―庶民増税ストップ、「逆立ち」県政ただす、平和と憲法を守る―をこぞって日本共産党へと訴え。激戦の県議選では、川崎で松尾たまき(川崎区)、横浜では議席奪還に向け大激戦の前職・みやした泉候補(鶴見区)と高野明子(港北区)、たかい和子(保土ケ谷区)、草野てる子(戸塚区)の三新人候補のおしあげを訴えました。

 志位氏は、庶民増税の根源にある定率減税の見直しを言い出したのは公明党だと指摘。これを「デマ宣伝」という公明党に、「東京新聞の記事でも、『うちが言い出しっぺ』と公明党議員自身がいっている。これを『デマ』というなら、自分自身が『デマ』ではないか」とのべると、どこでも大きな拍手がわきました。

■川崎

 志位氏は、当落を激しく争う大接戦の川崎市議選で、川崎駅ルフロン前で、議席回復をめざす宮原春夫(川崎区)、三期目をめざす佐野よしあき(同)両候補の必勝を呼びかけ。「オール与党」がすすめる消防署の上にホテルを建てる四十四億円のムダづかいを批判し、「市がやる仕事でしょうか。そんなホテル、夜中にウーウーとサイレンがなって、泊まる人もたいへん。破たんは目にみえている」とのべると、爆笑と拍手につつまれました。

■横浜

 横浜市議選では、鶴見駅前で現職の中島文雄(鶴見区)、綱島イトーヨーカドー前では、県議選に出馬した高野候補の議席ひきつぎをめざす白井まさ子(港北区)、二俣川駅前で、横山せいご(瀬谷区)、議席回復をめざす手塚いさお(保土ケ谷区)、同じくかわじ民夫(旭区)の各候補を応援。戸塚駅前では前回わずか百二十三票差で惜敗の前職・岩崎ひろし(戸塚区)、岡田まり子(栄区)の各候補の最後のおしあげを訴えました。

 そして「基地のない神奈川、憲法九条を守り、平和への願いを共産党へ」と呼びかけました。