2007年4月8日付「しんぶん赤旗」に掲載

吉田万三さん勝利で東京の福祉取り戻そう

都知事選 志位委員長が訴え


 都知事選で吉田万三候補の応援にたった志位委員長は、石原都知事も浅野史郎候補も「福祉」を口にしているが「にわか福祉」派はすぐ底が割れるとして、「Mr再起動」を売り物にしている石原陣営の法定ビラを取り上げました。

 「さぁ、どっち!! Mr・フリーズ VS Mr・再起動」というそのビラでは石原都政と浅野氏の宮城知事時代の老人福祉費(二〇〇四年度・高齢者一人あたり)を比較、宮城四十一位、東京三位だとして、浅野氏を攻撃しています。

 志位氏は、「問題は二人が知事として福祉を良くしてきたのか悪くしてきたのか、老人福祉費を増やしてきたのか、減らしてきたのかだ」と指摘。二〇〇〇年度と〇四年度を比較すると、全国平均では高齢者一人当たりの老人福祉費は増えているのに、東京では二十七万円から二十一万円に激減しており、六万円も減らしているのは東京だけだとのべました。

 志位氏は、そんな石原氏と全国四十一位で福祉に冷たい浅野氏では「『さぁ、どっち』といわれても、『どっちもどっち』で選びようがない」と痛烈に批判。それに比べて吉田氏は、足立区長時代に乳幼児医療費無料化を就学前まで一気に引き上げるなど「子育てするなら足立区で」と評判を呼んだ、と紹介。「吉田万三さんで東京の福祉をとりもどそう」と熱烈に訴え、大きな拍手を受けました。