2007年4月8日付「しんぶん赤旗」に掲載

地方政治に「福祉の心」を

埼玉・千葉で志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長はいっせい地方選前半戦最終日の七日朝から、県議会の議席を激しく争う埼玉県川越市、上尾市、さいたま市見沼区で党公認候補の最後の押し上げをと訴え。それぞれ六百五十人、六百人、七百人の聴衆が集まりました。午後は東京・新宿に急行して吉田万三都知事候補を応援、夕刻から千葉県議選で大激戦の市川、浦安両市を駆け巡り、街頭から夜八時まで日本共産党への支持を訴えぬきました。

 埼玉県議選は西8区(川越市、定数四)で現職・もりやひろ子候補が二期目の必勝を期し奮闘。自民、公明、民主の現職、無所属新人(川越市長の息子)の五人の激戦です。南13区(上尾市、定数三)は、現職と交代する元山かよ子候補が自民、公明の現職、民主党新人と議席を激しく争っています。南6区(さいたま市見沼区、定数二)は現職・すみ靖子候補が二期目をめざしての激戦。自民党現職と前回、すみ候補に二百九票差でやぶれた保守系無所属新人の争いです。

 同時並行のさいたま市議選見沼区(定数八)では、現職の戸島よし子、前職の青柳しんじ両候補が複数議席をめざします。

 志位委員長は「日本共産党への一票は庶民増税ストップ、自治体に『福祉の心』を取り戻す、そして憲法九条と平和をまもる一番たしかな一票です」と呼びかけ、どこでも大きな拍手につつまれました。

 千葉県議選では、市川市区(定数六)に十人が立候補し、岡田幸子候補が大激戦。浦安市区では、定数二で現職・小松あつし候補が他陣営四候補と激しく議席を争っています。

 志位委員長は、市川駅から地元商店街、本八幡駅、行徳駅と訴えてまわり、新浦安駅周辺で最後の街頭演説。「日本共産党のかけがえのない議席。最後の最後まで支持の輪を」と気迫の訴えが響きました。