2007年5月25日(金)「しんぶん赤旗」

国の責任で調査を

年金記録漏れ問題 志位委員長が会見


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=24日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は二十四日、国会内で記者会見し、国民・厚生年金の記録漏れ問題について記者団に問われ、「社会保険庁の重大なミスであり、国が自らの責任で調査し、加入者に不利益が出ないようにすべきだ」とのべました。

 このなかで志位氏は、与党側が二十五日にも衆院厚生労働委員会で、社会保険庁の分割・民営化法案を採決する構えをみせていることについて、「採決は認められない。年金記録漏れ問題に加え、法案の中身についても、国が責任を負うべき年金業務を民間まかせにすることは、まちがいだ」と強調。民間まかせにしても年金保険料の流用問題は解決できず、逆に個人情報の漏えいなどの危険性に国民は不安を抱いているとして、「こうした問題点を抱えたままで採決すべきではない」と批判しました。